【健康】野生動物の生肉に注意、E型肝炎が昨年上回るペース 北海道と首都圏で6割占める 十分な加熱と箸の使い分けを
ウイルスに汚染されたイノシシやシカの肉などを摂取して急性肝炎を起こすE型肝炎の患者が、過去最多を記録した昨年の報告数を上回るペースで増えている。国立感染症研究所がまとめた今年の患者報告数(4月3日時点)は昨年同期の2.3倍で、北海道と首都圏からの報告が全体の約6割を占めている。患者が増加傾向の自治体では、食肉の十分な加熱や、生肉に触れるはしと食べるために使うはしを分けることを呼び掛けている。