「私は見た」沖縄の妖精ブナガヤ 足が太く、ライオンに似たたてがみ
「ぶながやの里」を宣言する沖縄県大宜味村には、森にすむといわれる妖精「ぶながや」の目撃者が大勢いる。謝名城の前田国夫さん(72)もその一人。中学2年生だった1957年の初夏を振り返る。その日はなぜか早朝4時ごろに目が覚めた。集落内の掃除が住民の日課だった。「せっかくなので根路銘グスクのふもとを掃除しようと、下泉(方言名サンハー)に差し掛かった時、ヤブニッケイの木の横で大型犬のような物体が四つんばいになっていた」足が太く、ライオンに似たたてがみがあった。