【国際】「パナマ文書」の汚名返上にパナマ躍起…税逃れ対策で国際協力へ
中米のパナマが、
世界の首脳らによるタックスヘイブン(租税回避地)の利用を暴露した「パナマ文書」の汚名を返上しようと躍起になっている。課税逃れを防ぐOECD(経済協力開発機構)の仕組みに参加する姿勢に転じ、専門家による独立委員会でパナマが抱える問題点を洗い出す考えだ。パナマのザラク経済財務省次官は14日、ワシントンで開かれた討論会で、「パナマはいかなる違法行為も容認しない」と強調した上で、各国の税務当局が企業や個人の口座情報を提供し合うOECDの枠組みに参加する意向を表明した。