【国際】高校生の喫煙所許さず=道で吸うとテロの標的―仏裁判所
フランスの裁判所は21日、歩道で喫煙中の高校生がイスラム過激派に襲われると懸念し、校内に喫煙所を設けたパリ近郊の高校に対し、すぐやめるよう命じた。「法に基づけば校内で喫煙してはいけない」と諭している。校外なら高校生でも喫煙が許されるフランスでは、授業の合間に歩道で一服する姿が散見される。しかし、昨年11月のパリ同時テロ後、過激派組織「イスラム国」(IS)による学校襲撃の警告があり、教育省や内務省は各校に対し、校外で生徒が集まらないよう対応を求めた。