【社会】和歌山・白浜海域でサンゴ消失…天敵オニヒトデ食害深刻 世界最北のサンゴ群生地
環境省は、世界北限域とされる和歌山県の田辺湾と白浜町沖合の「テーブルサンゴ群集」に対する天敵のオニヒトデなどによる食害調査を実施し、21日、田辺市の田辺自然保護官事務所で調査結果を公表した。白浜沖の四双島で、サンゴが消失している地域があったという。紀南地方の海域はエンタクミドリイシやクシハダミドリイシなどの「テーブルサンゴ群集」が数多くあり、同省は昨年9月、県内では新宮~串本までだった吉野熊野国立公園を、サンゴの世界北限域としてみなべ町まで大規模拡張。