【社会】原発事故の屋内退避施設、4分の3が備蓄不十分 想定退避日数分の水や食料が不足 会計検査院調べ
原子力発電所の事故時に、長距離移動が難しい高齢者や入院患者らが一時的に避難する屋内退避施設のうち、4分の3が、想定する退避日数分の水や食料を十分に蓄えていないことが会計検査院の調べでわかった。燃料の備蓄が不十分な施設もあり、検査院は25日、内閣府に、原子力災害への対策強化を求めた。福島第一原発事故の際、周辺の病院の重症患者が避難中に死亡したことを受けて、国は原発30キロ圏内に、高齢者らが一時的に身を寄せる屋内退避施設の整備を進めている。