【社会】忍者は手裏剣投げません~ 忍術は話術やかけひき・戦略… 紀州軍学「名取流」 英国人研究者が実演交え解説
和歌山ゆかりの忍術伝書「正忍記」の英訳版著者でイギリス人研究者のアントニー・クミンズ氏が29日、和歌山市吹上の県立博物館で「紀州軍学『名取流』に見る侍の日常」をテーマに講演した。市民らでつくる「正忍記を読む会」の主催。講演でクミンズ氏は、江戸時代の紀州藩士が、刀を盗まれるのを防いだり、いざというときに身を守ったりするために使った話術やかけひき、戦略などの忍術について実演を交えて解説した。