【社会】三星化学工業、従業員が膀胱がん発症…因果関係認め社長らが自宅を訪問し本人や家族に謝罪
三星化学工業(東京)の福井工場(福井市)で従業員ら6人が膀胱ぼうこうがんを発症した問題で、同社が工場内での作業と発症との因果関係を認め、社長らが従業員らの自宅を訪れて謝罪していたことが、同社などへの取材で分かった。同工場では染料や顔料の原料を製造。厚生労働省は今年3月、立ち入り検査の結果、同工場での安全対策が不十分で、従業員が発がん性物質の「オルト―トルイジン」を体内に取り込んだことが判明した、と発表した。