【円高】日銀けん制発言効果なく 海外投資家が円買い
3日の海外市場で、円相場が1年半ぶりの円高水準となる1ドル=105円台半ばをつけた。政府・日銀は市場へのけん制発言を繰り返しているが、大型連休中で日本国内の市場参加者が減少するなか、海外市場の投資家の思惑が主導する円買い・ドル売りが続いている。市場関係者は「心理的な節目である1ドル=105円台で円高に歯止めがかかるかが焦点」とみているが、105円を抜けると一気に100円に向かうとも指摘されており、円高阻止に向け、厳しい対応を迫られる可能性がある。