【昭和】消えゆく昭和生まれのホテルの隠微な世界に足を踏み入れてみると…前方後円墳浴槽、気球ベッド、回転木馬も
今では見かけることも、話題に上ることもめっきり少なくなり、衰退の一途をたどる昭和生まれのラブホテル。しかし、実は後世に残すべき大切な日本の文化遺産であり、ことによると、来る2020年東京五輪を目前に、大勢の外国人観光客を呼び込むインバウンド戦略の切り札の一つとさえなり得るのではないか? そんな思いを、民俗学者、金益見さん(36)との共著「日本昭和ラブホテル大全」(辰巳出版)に注ぎ込んだのが映画監督でライターの村上賢司さん(45)だ。