【社会】「可哀想な性的弱者」といった固定観念からの脱却、障害者の性、現状を知って 性的介助支援団体代表が著書
重度身体障害者男性の性的介助の支援をしている一般社団法人ホワイトハンズ(新潟市西区)の坂爪真吾代表理事(34)が、「セックスと障害者」(イースト新書)を出した。障害者の性の現状を示す八つのエピソードを紹介し、「純粋な天使のような存在」「可哀想な性的弱者」といった固定観念からの脱却を訴えている。同書では、ホワイトハンズの利用者が介助要請を通じて自己決定権を獲得していく過程の話や、長崎県の社会福祉法人による知的障害者向け結婚推進事業「ぶ~け」の取り組みなどを紹介。