【歴史】龍馬“最期の刀”本物と判明 科学的調査で判明「吉行」
坂本龍馬が1867年に暗殺された際に持っていたと伝わる京都国立博物館(京都市)所蔵の刀「吉行(よしゆき)」が、資料や科学的な調査で実物と判明したことが、11日までに分かった。10月から同館で開催の特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」で展示される。京都の近江屋で龍馬が襲われた際、応戦した刀。北海道在住の坂本家の子孫が1931年、同博物館に寄贈したが、刃体に浮かぶ文様である刃文に刀工・陸奥守吉行の特徴がなく、反りもなく真っすぐであったことなどから、本物かどうか疑問視する声もあった。