【社会】熊本地震で新幹線の脱線を防げなかったワケ
4月14日から続く熊本地震のため、九州新幹線は一時的に全線で運休するという事態に追い込まれた。特に14日の「前震」時に発生した、九州新幹線・800系電車(6両編成)の回送中の脱線事故は、脱線車両の移動が困難という報道も流れるなど、一時は復旧工事の難航が予想された。だが、復旧最大の障害だった「脱線車両の除去」は順調に進み、4月27日には九州新幹線(鹿児島ルート)が全線で復旧し、臨時ダイヤではあるものの、28日からは山陽新幹線への直通運行も再開している。