【国際】露当局「過激主義」名目にネット規制強化 情報転載で禁錮刑も
ロシアの捜査当局が「過激主義」を根拠に、ソーシャルメディアなどインターネット上の情報を規制する動きを強めている。刑事訴追に踏み切るケースも数多くあり、情報を転載しただけで長期の禁錮刑が下される事例も出ている。過激主義の定義はあいまいで、政権に都合の悪い情報の排除に乱用されているのが実態といえそうだ。露有力弁護士団体「アゴラ」によると、ネット上での発言などに対する刑事訴追は昨年203件あり、主に外国人排斥や民族主義、ウクライナ問題、反政権活動に関わる内容だった。