【医療】重症下肢虚血で治験へ、細胞を移植して血流を回復させる臨床試験 脚の切断回避に期待 先端医療センター病院
動脈硬化などで血液が十分に流れなくなり、脚の切断にもつながる病気「重症下肢虚血」に対し、先端医療センター病院(神戸市)は、新たな血管を作る細胞を移植して血流を回復させる再生医療の臨床試験(治験)を年内に始める。治験は再生医療製品の早期承認制度に基づいて進め、2020年の承認を目指す。この病気は、薬や器具を使って血管を広げる治療法はあるが、脚の壊死(えし)が出た段階で治すのは難しい。