【歴史】旧二条城に第3の堀を確認 足利義昭が対信長で増築-宣教師ルイス・フロイスの文献記述裏付ける 京都市上京区
織田信長が室町幕府15代将軍の足利義昭のために建てた旧二条城の発掘調査で、築城後に義昭が増築した三つ目の堀の跡が確認された。関係の悪化した信長に対し義昭が構えたものとされ、「三つの堀を備える」と記されたポルトガルの宣教師ルイス・フロイスの文献内容が裏付けられた。三重の堀のある城は珍しく、調査に当たった古代文化調査会の家崎孝治代表は「義昭がどれだけ信長を恐れていたかをよく裏付けている」と話している。