【国際】「疑惑の寺院」のトラ保護=タイのタイガー・テンプル トラと僧侶が共に暮らす仏教寺院
タイ政府の野生動物保護当局は30日、トラと僧侶が共に暮らしていることで知られる中部カンチャナブリ県の仏教寺院「タイガー・テンプル」で飼育されている100頭以上のトラを保護する作業に着手した。同寺院は、観光客がトラの体をなでたり一緒に写真を撮ったりできる観光スポットとなっている。一方で、トラの虐待のほか、絶滅の恐れのある野生動物の国際取引を規制するワシントン条約に違反する闇取引に関与しているとの疑惑が取り沙汰されてきた。