【世界遺産】平等院・鳳凰堂 総ヒノキでなかった コウヤマキも使用
京都府宇治市の世界遺産・平等院は3日、総ヒノキ造りとみられていた鳳凰堂(1053年創建)に、建築用材としてコウヤマキも使われていたと発表した。コウヤマキは奈良時代にはよく使われていたが、平安時代の大型木造建築で科学的に確認されたのは初めて。建築用材の変遷を示す資料だという。京都大や国立歴史民俗博物館(千葉県)などが、明治時代の修理で外された3枚の板(長さ約1.3~2.6メートル、幅約24~28センチ、厚さ約3センチ)を調べた。