【東京電力】福島第一原発 凍土壁の範囲を拡大 追加工事も
東京電力は、福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱とされる「凍土壁」について、地盤を凍らせる範囲を建屋のほぼ全周に拡大しました。一方で、温度が下がっていない場所にセメントを注入する追加工事も近く始める予定で、これらの対策とあわせて凍土壁の効果を見極めるとしています。福島第一原発では、建屋に地下水が流れ込んで汚染水を増やし続けているため、建屋の周囲の地盤を凍らせて「凍土壁」と呼ばれる全長1500メートルの巨大な氷の壁で取り囲み、地下水をせき止める計画です。