【社会】群馬県教委、コンサート「悪魔の飽食」を内容精査せずに後援 政治的中立性を損なうと指摘も
昨年11月に前橋市で開催された旧日本軍の「731部隊」をテーマにしたコンサート「カンタータ『悪魔の飽食』」について、群馬県教育委員会がコンサートの内容を精査せず、後援をしていたことが8日、わかった。「悪魔の飽食」は作家、森村誠一氏のノンフィクション作品として知られているが、同氏著の「続・悪魔の飽食」(光文社)の中で、731部隊による捕虜の生体解剖として掲載された写真が、実際は明治時代のペスト防疫の写真だったことなどが判明し、「悪魔の飽食」は一時絶版となった。