【南米】<ペルー大統領選>フジモリ氏惜敗 致命傷は陣営裏金疑惑か
【サンパウロ朴鐘珠】ペルー大統領選は、下馬評の高かったケイコ・フジモリ氏(41)が最終盤でペドロ・クチンスキ元首相(77)の逆転を許した。専門家は、決選投票前に噴出したフジモリ陣営の裏金疑惑などが致命傷となったとみている。決選投票前に「クチンスキ氏が勝つ可能性はない」と断言していたパシフィコ大経済学部のホルヘ・ゴンザレス教授(68)は、予想が外れた理由として、フジモリ陣営に相次いだ裏金スキャンダルと、第1回投票で落選した候補者の支持者の多くがクチンスキ氏についた点を挙げた。