【千葉】豚肉の関税61億円脱税 食肉卸会社の元社長など5人を起訴 東京地検特捜部
安い豚肉に関税を課す「差額関税制度」を悪用し、関税約61億円を脱税したとして、東京地検特捜部は14日、関税法違反の罪で、食肉輸入販売会社「ナンソー」(千葉県柏市)など4社の実質的経営者、田辺正明容疑者(69)ら5人と、法人としての同社など2社を起訴した。起訴状などによると、田辺被告ら5人は共謀し、平成25年4月までの1年間、冷凍豚肉を輸入する際に570回にわたり水増しした価格を税関に申告し、関税計約61億5300万円を免れたとしている。