【社会】「宗教行為の商品化だ」 定額料金で「派遣僧侶」、利用者増の一方で… 背景に「寺離れ」 仏教団体は反発
葬儀や法要の際、菩提ぼだい寺に頼むのではなく、インターネットなどを通じて僧侶を手配する「派遣僧侶」を利用する人が増えている。普及の背景には、分かりやすい料金設定や「寺離れ」の増加があるが、仏教団体が「宗教行為の商品化だ」と反発するなど、波紋も呼んでいる。大阪市のパート女性(48)は5月下旬、市内の浄土宗西山せいざん派柳谷観音大阪別院泰聖たいしょう寺で、亡くなった父の四十九日法要を行った。