【千葉】「戦艦長門に乗り組んで」 悲劇、海軍兵・福原栄夫さん(94)の体験 南房総・かわな静さん出版「実相を若者に」
太平洋戦争末期、旧海軍を象徴する戦艦「長門」の乗組員だった南房総市西原の旧丸山町長、福原栄夫(ひでお)さん(94)の体験を、地元の児童文学作家、かわな静さん(79)が「軍艦長門に乗り組んで」(やまもも刊)にまとめて出版した。連合艦隊が事実上壊滅したレイテ沖海戦で、多くの兵士が命を落とすのを目の当たりにした福原さんは「戦争の実相を、この本を通じて若い人に知ってもらいたい」と話している。