【米大統領選】モスク標的の嫌がらせ4倍に急増 トランプ氏主張が影響か
2015年に米国でモスク(イスラム教礼拝所)を狙った破壊行為や嫌がらせの件数が78件となり、前年比で約4倍に急増したことが20日、在米イスラム系団体の調査で分かった。米大統領選の共和党候補指名が確定した実業家、トランプ氏が、イスラム教徒に対する排外的な主張を繰り返していることも影響したとみられる。「米イスラム関係評議会」が20日発表した報告書によると、昨年発生した破壊行為などの件数は評議会が調査を開始した09年以降で最も多かった。