【社会】精神障害の労災認定472人=昨年度、請求は過去最多-厚労省
厚生労働省は24日、2015年度の過労死などによる労災補償の状況を公表した。仕事による強いストレスなどが原因で起きた精神障害で労災認定された人は472人。過去最多だった14年度を25人下回ったものの、4年連続で400人を超えた。一方、精神障害の労災請求は1515人で過去最多となった。厚労省は「11年に認定基準が明確化され、14年には過労死防止法が成立するなど、精神障害で労災認定されることが周知されてきたからではないか」(補償課)としている。