【社会】2015年の東海道新幹線の焼身自殺 乗客らスマホで撮影、避難遅れる…新幹線火災で事故調査報告書
昨年6月、走行中の東海道新幹線で男が焼身自殺し、乗客の女性が死亡した火災で、運輸安全委員会は30日、事故調査報告書を公表した。報告書では、乗客がデッキに滞留したため、避難が遅くなり、負傷者が拡大した可能性があると指摘。そのうえで、「乗客が速やかに避難行動を起こすための取り組みが必要」と提言した。報告書によると、車内の防犯カメラの映像には、出火直前、避難途中の複数の乗客がデッキに立ち止まり、スマートフォンで客室内を撮影しようとするなど、速やかに避難行動をとらなかった様子が映っていた。