【清水建設】20億円申告漏れ 外注費水増しを国税が指摘 今年3月期の連結売上高は1兆6649億円 純利益は過去最高の593億円
ゼネコン大手の清水建設(東京、東証1部上場)が東京国税局の税務調査を受け、2015年3月期までの5年間で約20億円の申告漏れを指摘されたことがわかった。水増しされた下請け会社への外注費などが問題視され、経費として認められなかった模様だ。追徴税額は過少申告加算税を含め、約5億円とみられる。関係者によると、工事の発注業務なども担当していた現場監督の元社員が11~15年、都内の複数の建設工事について、下請け会社8社に外注した工事代金を水増し請求させていた。