【社会】工藤会公判「声かけ」後、裁判員追いバスに同乗 請託、威迫の罪で起訴 福岡地裁、裁判員裁判
特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)系組幹部が殺人未遂罪に問われた福岡地裁小倉支部の裁判員裁判を巡り、組幹部の知人の男2人が裁判員に声をかけたとして裁判員法違反容疑で逮捕された事件で、男の一人がバス停で裁判員に声をかけた後、同じバスに乗り込んでいたことが捜査関係者への取材で分かった。福岡地検小倉支部は、男2人の一連の言動が組幹部の審理を有利に運ぶよう裁判員に依頼して恐れさせたと判断し、8日にも、男2人を同法違反(請託、威迫)の罪で起訴する方針を固めた。