【技術】ホンダが重希土類使わぬHVモーターを世界で初めて実用化 トルク等の性能は維持、コストも削減
ホンダ(7267.T)と大同特殊鋼(5471.T)は12日、レアアース(希土類)の一種であるジスプロシウムなどの重希土類を一切使わない熱間加工ネオジム磁石をハイブリッド車(HV)用駆動モーターに世界で初めて実用化したと発表した。ホンダは同モーターを今秋発表予定の新型ミニバン「フリード」に採用する。重希土類は大部分を中国からの輸入に頼っており、過去には政治的な問題で価格が上昇したり供給が停止するなどし、生産に影響が出るおそれがあった。