【社会】福島第一 廃炉計画で初めて「石棺」に言及 核燃料を取り出すことが大前提としたうえで選択の余地を残す
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向けた技術的方針を決める国の専門機関は、これまでの計画を一部見直し、事故で溶け落ちた核燃料を取り出すことがあくまで大前提としたうえで、核燃料を建屋内で閉じ込める「石棺」と呼ばれる方法についても選択の余地を残した初めての計画を示しました。福島第一原発の廃炉に向けた「戦略プラン」と呼ばれる技術的な計画について、「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」は、現場の調査状況などに応じて毎年見直しを行っていて、ことしの改訂版が13日公表されました。