【国際】リビアの遺跡、危機遺産に…全5件、紛争被害に警鐘 古代ギリシャ・ローマ時代の「キュレネ遺跡」、「サブラタ遺跡」など
リビア西部ガダミスの旧市街(ユネスコ提供・共同)
トルコで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は14日、国家分裂状態のリビアにある全5件の世界文化遺産を危機遺産リストに追加することを決めた。武装勢力が遺跡や近辺で活動し、紛争に伴う被害が広がる恐れがあると警鐘を鳴らした。5件はアルジェリアに近いリビア西部で伝統建築が有名な「ガダミスの旧市街」や、古代ギリシャ・ローマ遺跡の北東部の「キュレネ遺跡」、古代都市として栄えた首都トリポリ西方の「サブラタ遺跡」など。