【技術】世界初、アンモニアから燃料電池車用の水素製造に成功 “地産地消”の利用が可能に 昭和電工など
昭和電工などは19日、アンモニアから燃料電池車(FCV)に使う水素を製造する技術の開発に世界で初めて成功したと発表した。アンモニアは水素を多く含むが、FCV用の水素燃料は高い純度が求められるなどの理由で作るのが難しかった。昭和電工では開発で「原料活用に向け大きく踏み出した」という。アンモニアからFCV用の水素を作るには、分解装置で水素と窒素の混合ガスにして、残存する微量のアンモニアガスを除去した後、さらに水素精製装置で窒素や不純物を取り除く必要がある。