【集団的自衛権】トランプ氏、NATO諸国に対する相互防衛義務の放棄を表明
共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏は20日、New York Times紙による取材に応じて、大統領に就任した場合には、NATO諸国に対する相互防衛義務を放棄し、同盟国としての義務を果している国に対してのみ防衛するとした新しい安全保障政策を明らかにした。NATO条約では、いずれの加盟国に対する攻撃も全加盟国に対する攻撃とみなし集団的自衛権を行使することが謳われているが、今回のドナルド・トランプ氏の発言内容は、このNATO条約の集団的自衛権の見直しに言及したものとなる。