【生態系】捕獲したディンゴ(野犬)をオーストラリアの海洋公園の島の害獣ヤギ退治に投入 仕込み毒カプセル2年で溶け自動薬殺
グレート・バリア・リーフ、ペロラス島の自然回復にはるか昔にグレート・バリア・リーフの島に放牧されたヤギが増えすぎ、島の生態系を荒らしているため、
所轄のヒンチンブルック・シャイア役所は大陸内陸部で捕獲したディンゴを島に放す計画を進めている。ABC放送(電子版)が伝えた。
同役所は、
「4頭の野犬をペロラス島に放し、害獣のヤギを退治させるが、この野犬が害獣化するおそれはない。
去勢してあり、しかも時限活性化毒を埋め込んであり、時が来ればこのディンゴらも死ぬことになっている」と語っている。同シャイアのラモン・ジェイヨ・シェア長は、「カウンシルは島を預かる者として、害獣駆除の義務がある。ここはグレート・バリア・リーフ海洋公園の一部であり、その義務は重い」と語っている。ペロラス島は、タウンズビルとケアンズの間の区域の沖合い15kmのところにあるパーム群島の一つであり、カウンシルのマット・バックマン主任害獣駆除責任者は、「荒削りな地形の面積4平方キロはごくまれな沿岸性原生雨林が茂っているが、1800年代に灯台守や難破船の船乗りのために放された山羊が300頭にもなっており、原生雨林を食い荒らしている。