【社会】日本のプルトニウム保有量、過去最多47.9トン
内閣府は二十七日、日本が原発の使用済み核燃料の再処理で取り出し、国内外に保有する分離プルトニウムの総量は二〇一五年末時点で前年末比約〇・一トン増の約四七・九トン(このうち核分裂性は約三一・八トン)だった、と発表した。同日、国の原子力委員会に報告した。一方、一六年は関西電力高浜原発3、4号機(福井県)でプルサーマル発電が一時再開され約九百四キロが消費扱いになるほか、研究用プルトニウム三百三十一キロを米国に返還したため、総量は約一・二トン減るとみられる。