【社会】スリランカ人が難民認定を巡り日本を提訴 “強制送還で裁判受けられず” 支援団体「認定基準が厳しい」と批判
難民認定を求める裁判の準備を進めていたスリランカ人の男性が、強制送還されたことによって裁判を受ける権利を奪われたとして、近く国に対し、損害賠償を求める訴えを起こすことになりました。難民認定を巡り、裁判を受ける権利の侵害を訴える裁判は、全国で初めてだということです。訴えを起こすのは三重県に住んでいたスリランカ人の30代の男性で、6年前に不法滞在していたとして国外退去を命じられましたが、「国に戻れば、政治的な迫害を受け生命の危険がある」などとして、難民認定の申請を行いました。