【経済】日本初上陸の空売りファンド、標的は伊藤忠商事…東芝並みの不正会計を喧伝し揺さぶるが…
2016年3月期連結決算の最終利益で初の総合商社首位となった伊藤忠商事が、米国の投資ファンドからの「不正会計の恐れがある」という想定外のやり玉に挙げられている。ファンドは7月27日付のリポートで、「伊藤忠は15年3月期の最終利益を少なくとも1531億円相当水増しした」などと主張。リポートが材料視されて一時は株価急落に見舞われた伊藤忠は「適切な会計処理を実施しており、当社の見解とは全く異なる」と真っ向から反論し、「法的対応も選択肢の1つ」と対抗措置をちらつかせる。