【社会】申告漏れで高野山真言宗、別格本山興正寺前住職の背任容疑で告訴検討
高野山真言宗の別格本山、八事山興正寺(名古屋市昭和区)が土地売却代138億円を巡り、名古屋国税局から申告漏れを指摘された問題で、総本山の高野山側が19日、名古屋市内で記者会見し、梅村正昭(せいしょう)前住職(68)らについて、背任容疑での刑事告訴を検討していることを明らかにした。売却代の4割にあたる約60億円は、前住職とかかわりのある東京都港区のコンサルタント会社や、前住職が51%を出資して設立した英国の法人などに渡っていたことが国税局の調査で明らかになっている。