【群馬】「古墳時代の東国と畿内」 県立歴史博物館再オープン記念シンポ、渡来人との関わりなどについて討論
県立歴史博物館(高崎市綿貫町、右島和夫館長)の再オープンを記念したシンポジウム「古墳時代の東国と畿内-群馬県・金井東裏遺跡と奈良県・南郷遺跡群の調査から-」が21日、隣接する県立近代美術館講堂で開かれた。6世紀初めの榛名山噴火の堆積(たいせき)物による埋没層から「甲(よろい)を着た古墳人」が発見された渋川市の金井東裏遺跡の意義をめぐり、畿内(現在の近畿地方の一部)の古墳時代の政治空間として注目される南郷遺跡群と、集団の生産力や先進性の視点から対比させながら論じ合った。