【自動車】ルノーも排ガス不正か、株主の仏政府は公表せず
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は23日、仏自動車大手ルノーが、一部のディーゼル車の排ガス量を少なく見せかけるため、違法ソフトを使って不正を行っていた可能性があると報じた。ルノー株の20%を保有する筆頭株主の仏政府は、こうした事実を把握しながら、公表していなかったという。FTによると、ルノーのスポーツ用多目的車(SUV)「キャプチャー」の浄化装置が、試験の時だけ正常に稼働し、通常の走行時よりも少ない排ガスしか出ない設定になっていた可能性がある。