【考古】「妙なもんが出たなあ」 和歌山・岩橋千塚古墳群、類例のない「両面人物埴輪」 豪族「紀氏」の墓から出土、謎が深まる二つの顔
両面埴輪のもう一つの顔には「矢尻」が線で描かれている=和歌山市岩橋の和歌山県立紀伊風土記の丘で、八重樫裕一撮影
側面から見た両面埴輪=和歌山市岩橋の和歌山県立紀伊風土記の丘で、八重樫裕一撮影
両面埴輪などが出土した大日山35号墳の西造出(つくりだし)=2006年1月、和歌山県立紀伊風土記の丘提供
約10年前、和歌山市の古墳から一つの頭に二つの顔がある「両面人物埴輪(はにわ)」が見つかった。