【社会】デジタル鑑識の拠点設置へ 検察当局、東京と大阪
検察当局が、パソコンやスマートフォンに残るメールなどの記録を抽出したり復元したりする「デジタルフォレンジック」(DF、電子鑑識)を専門に扱う拠点を東京地検と大阪地検に設置する方針を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。全国の地検が行う捜索・差し押さえやデータ解析を支援し、検事らの研修も担う。大阪地検特捜部の主任検事が押収したフロッピーディスクを書き換えた事件が2010年に発覚し、検事1人で立ち入れないDF担当部署が東京、大阪、名古屋の各地検特捜部に設けられた。