【社会】「北海道で受けられた支援を道外でも受けられるようにして」 生活悩む道外アイヌ民族、電話相談に170件 政府、新法検討に反映
道外で暮らすアイヌ民族を対象に、政府が6月に開設した電話相談窓口に生活上の悩みや支援の必要性を訴える電話が相次いでいる。8月29日現在で約170件あり、「アイヌ民族であることを理由とした差別」など切実な内容も多い。政府は、生活・教育支援を目的とした新法制定の検討に反映させたい考えだ。電話窓口は厚生労働省が公益財団法人「人権教育啓発推進センター」に委託して6月上旬に開設。