【国際】四半世紀の独裁者が退場、ウズベクでカリモフ大統領の葬儀…鍵握る「クラン(氏族)」、イスラム過激派台頭の懸念も
中央アジアのウズベキスタンで四半世紀にわたって独裁者として君臨したイスラム・カリモフ大統領(78)の死去が政府によって公式発表され、3日に葬儀が行われる。カリモフ氏は強力な治安・特務機関を基盤としつつ、地縁や血縁に基づくクラン(氏族)のバランスをとった統治を行ってきた。権力継承が順調に進まなければ、強権で押さえ込まれてきたイスラム過激派が巻き返し、地域の混乱を招く恐れもある。