【科学】南極の棚氷、割れ目が急拡大 最大でスコットランド相当の6000平方キロメートルが氷山に
南極半島の東側にあるラーセン棚氷にできた割れ目が過去半年で急速に拡大していると、英南極調査チームが4日までに発表した。近い将来、先端部がちぎれて海に流出する恐れがあり、棚氷全体の消滅を早めかねないと懸念している。チームによると、割れ目は南から棚氷をえぐるように北へ延びる。1980年代以降に亀裂ができ、2011~15年に約30キロ延びて合計100キロ余りになり、今年3~8月には約半年で22キロ長くなった。