【夢の抗がん剤】「オプジーボ」への期待と不安 臨床試験は失敗、年3500万円の高額に批判も
“夢の薬”ともてはやされた、小野薬品工業のがん治療薬「オプジーボ」に対し、株式市場の目が厳しくなっている。オプジーボは小野薬品と米ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)が開発した画期的新薬だ。小野薬品は日本や韓国、台湾での開発・販売権を持つ。2014年9月に皮膚がんの悪性黒色腫を対象に国内で発売され、2015年末にはほかの治療が効かない非小細胞肺がん向け、今年8月には腎細胞がん向けに使えるようになった。