【国際】「9・11」アメリカ同時テロから15年 日本人24名を含む約3千人犠牲 4割は遺体が見つからず 跡地では再開発が進行中
日本人二十四人を含む約三千人が犠牲となった二〇〇一年九月の米中枢同時テロは十一日、発生から十五年を迎える。崩壊したニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)跡地は再開発が進んでにぎわいを取り戻したが、犠牲者の約四割はまだ遺体が見つからずDNA鑑定が続くなど、傷痕は今も生々しく残っている。十一日はWTC跡地のほか、同様に旅客機が突入したワシントン郊外の国防総省でもオバマ大統領列席の下、犠牲者を悼む式典が行われ、米国は鎮魂の祈りに包まれる。