【調査】世帯の所得格差、最大に 年金頼み、高齢化影響 25年厚労省調査
厚生労働省は15日、世帯ごとの所得の格差が平成25年に過去最大となったとの調査結果を発表した。格差を示す指標を分析した。厚労省は年金収入に頼る高齢者世帯の増加が主な原因とみている。指標は「ジニ係数」と呼ばれ、0~1の間で1に近いほど格差が大きくなることを示す。税金の支払いや公的年金などの社会保障給付を含まない「当初所得」のジニ係数を見ると、昭和58年以降上昇が続いており、前回(平成22年)よりも0.0168ポイント高い0.5704となった。