【社会】カレー香辛料のクミン 中国から輸入した乾燥タネから殺虫剤検出 1トン
東京と大阪の食品貿易会社が、中国から輸入した香辛料のクミンから、基準値を超える残留農薬が検出されたとして、厚生労働省の検疫所が合計1023キロを差し押さえ、検査命令を出した。クミンはインド原産の香辛料で、カレーなどのエスニック料理で使われる。厚労省によると、東京・墨田区の杜食品工業と、大阪・堺市の生友商事が先月中国から輸入した乾燥クミンの種子の一部を検疫所でモニタリング検査した結果、健康上、問題がないとされる基準値の1.6〜2.6倍の量のプロフェノホスが検出された。